11月19日に松山市にて第6回就労移行支援タウンミーティングがありました。全国就労移行支援事業所連絡協議会が主催で今回は愛媛で開催されるということで、ジョブあしすとUMAが実行委員会として運営に関わらせていただきました。
まず第1部は厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課の寺岡課長補佐より障害者雇用の現状や今後の制度の流れについてのお話がありました。お話しの最後には参加していた就労移行の現場のストレートな疑問や質問にも、ご自身のお考えを交えながらお答えしていただきました。
午後からの第2部では、実践報告で精神障害の分野からNPO法人大阪精神障害者就労支援ネットワークJSN門真の松田所長、高次脳機能障害の分野から名古屋市総合リハビリテーションセンター自立支援部の稲葉就労支援課長、知的障害の分野より世田谷区立障害者就労支援センターすきっぷの西村施設長に各施設での取り組みや事例をご紹介いただき、西村さんの司会でパネルディスカッションを行いました。実践報告の中で多く取り上げられていたアセスメントに関することや、また就職後の定着支援について、それぞれの立場や実践に基づく意見交換が行われました。
第3部では意見交換会で厚生労働省の寺岡課長補佐、ジョブあしすとUMAの井原所長、社会福祉法人電機神奈川福祉センターぽこ・あ・ぽこの三田地施設長、2部に引き続き名古屋市リハビリテーションセンターの稲葉就労支援課長、司会として社会福祉法人加島友愛会かしま障害者センターの酒井館長にご登壇いただき、今後の就労移行支援についての意見交換が行われました。まず初めに井原所長より四国中央市での就労支援の取り組みをお話ししていただき、その後愛媛県での就労支援や、今後の就労移行支援について会場を巻き込んでの意見交換が行われました。
就労移行支援だけでなく、今後の就労支援全般について支援者間で学びを深めるだけでなく、行政に働きかけると言う意味でもこのような研修は大切だと感じました。