6月29日(土)に金生公民館会議室にて「就労支援のための相談援助技術向上研修」を開催しました。講師は北海道から、社会福祉法人釧路のぞみ協会自立センター所長、釧路短期大学非常勤講師の髙谷 さふみ様に来て頂き、午前は講義、午後は演習といった内容で研修を実施しました。
午前中の講義では、アイスブレイクの○×クイズから始まり、支援者としての基本的な姿勢から、ジェノグラムやエコマップ等の書き方について、信頼関係の形成方法など、インテークで重要なポイントを丁寧に講義していただきました。中でも、初回の面談で重要なこととして、情報を聞き出すことよりも、名刺を渡して挨拶をする、メモをとる了承をとるなどの基本的な接遇を大事にすることによって、信頼関係を築いていくことが大切だというお話が印象に残りました。
午後からの演習では午前中の講義の内容もとに、インテークの演習を2人1組で実施しました。挨拶から始まり、所属組織の説明、利用者の主訴の聞き取り、登録の意思確認や個人情報の使用についての説明、利用者台帳をもとにした聞き取り、初回の個別支援計画の作成を実施しました。普段から所属している支援機関の説明や主訴の聞き取り等を実施していますが、演習で相手役の方から自分の対応を振り返ってもらうことにより、信頼できると思ってもらえるような対応ができているか振り返ることができました。
講義、演習を通してインテークにおける接遇の大切さ、信頼関係構築のために重要なポイントを振り返ることのできた1日となりました。