10月30日に中之庄公民館にてTTAP(ティータップ)を活用した就労アセスメント研修を開催しました。講師は北海道より「石狩市相談支援センターぷろっぷ」センター長 大澤隆則氏、「くしろ・ねむろ障がい者就業・生活支援センターぷれん」センター長 髙谷さふみ氏を招き、講義・演習セットで行いました。
午前中の第1部は髙谷氏より、就労支援機関でのTTAPの活用方法について事業所での取り組みの紹介を交えながらお話いただきました。第2部は大澤氏による講義・演習を行いました。講師の大澤氏演じるアスペルガー症候群のある当事者の情報を見て必要な聞き取り行う演習や、職場アセスメントをまとめる作業を行いました。
午後もフォーマルアセスメントを受ける様子や実習の様子のビデオ見て、ワークシートを使っての職務分析や必要な支援についてグループで話し合い、具体的な支援グッズを作り、ロールプレイを行いました。
参加者の多くがTTAPの実践経験がない方で、新鮮であり戸惑いもありの受講だったと思いますが、講義を聞くだけでなく、グループワークや演習を行うことで、より理解を深めることができたと思います。
TTAPは将来の地域生活移行をスムーズにつなげるための有効なアセスメントであり、支援する年代や所属機関を超えてチームで共有できるツールでもあります。この研修をきっかけにTTAPを共有できる仲間が増えることを期待しています。